腸内環境を見直そう
皆さんは、排便が困難と感じないで生活していますか?
困難と思わず生活をされていれば、快便と考えて良いでしょう。
3日に1回の排便でも、すっきりしていれば問題ありません。
毎日排便はあっても、コロコロ便や少量で下腹部が不快で常に便秘傾向の方、食物繊維の摂取量は足りていますか?
副交感神経の働きを高めて腸の活動を良くすると同時に、腸内環境を整えることも便秘解消では重要になってきます。
これには食事から摂る食物繊維が不可欠です。
厚生労働省によれば、1日の食物繊維の摂取目標値は約350gです。
しかし国内の食物繊維の摂取量は、過去10年間で年々減少傾向にあるようです。
札幌フィメールクリニックに受診される患者さんも、便通異常で相談される方が多いです。
毎食ごとに野菜は意識して摂り入れているが、便秘傾向の方もおられます。
もしかしたら野菜に含まれる食物繊維の種類が、偏っているのかもしれませんね。
それに現在野菜の価格も高いですから、家族分も作るとなると悩みますね。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。
野菜に多く含まれるのは、主に不溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維は、モズクやワカメなどの海藻類に多く含まれています。
腸内細菌の中でも善玉菌といわれる乳酸菌は、水溶性食物繊維をエサにして増えるので、とても大事です。
また腸内環境を良くするのに、発酵食品も良い働きをします。
すぐに食卓に出せるお味噌汁、納豆、キムチ、漬物などです。
あるテレビ番組の中で「納豆に何を入れて食べるのが好きか?」という問いに、キムチを入れるという意見がありました。
専門家によると、この組み合わせは抜群にバランスが良く、毎日食べても良いくらいお腹に良いそうです。
日頃食生活に気を付ける努力をしていても、便通にお悩みの方は医療機関へご相談下さい。
Mami