三原則

bacteria

暑すぎず寒すぎず心地よく過ごせる初夏の今時季。

ですが、気温と湿度も徐々に上がり、細菌による食中毒にも注意が必要な季節になってきました。 

この時季の食中毒の主な原因は、カンピロバクターや黄色ブドウ球菌などの細菌です。 

コロナ禍の時は、会食、外食が減ったことで、大規模な食中毒は減りましたが、2024年の食中毒患者数は前年の1.7倍でコロナ渦が過ぎ、またジワジワと増えてきているようです。 

食中毒は、細菌やウイルスがついた物を食べることによって、下痢や腹痛、吐き気などの症状が出ます。

予防は、食材をしっかり加熱し、調理器具を清潔に保つこと。 

専門家は、 

「細菌を『つけない』『増やさない』『やっつける』」 

この3原則に尽きると言っています。 

細菌を「つけない」ために大事なのは、手洗いです。

調理前はもちろん、調理中もお肉・お魚・卵を扱った後や髪や肌、動物を触ったりトイレの後は石けんを泡立て指先、指の間や爪の中もゴシゴシ丁寧に洗いましょう。 

細菌を「増やさない」ために大事なのは、調理したものは早く食べ、余った食材の保管も、常温で長時間放置せず、冷蔵庫や冷凍庫で保管しましょう。

ただし、冷蔵冷凍ではウイルスは死滅しないので、過信は禁物です。

冷蔵庫も庫内温度の安定のため、詰め込み過ぎに注意し、早めに食べきるようにしましょう。 

細菌を「やっつける」ために大事なのは、お肉の加熱は目安として中心部温度が75℃以上で1分間以上行うこと。

表面が焼けているように見えても、中が生焼けだと感染の恐れがあります。 

また、季節問わずお味噌汁やカレーなどを、お鍋のままコンロの上に常温で長時間置くことも、細菌が繁殖しやすいので危険です。

冷めたら器やボールなどに移し替えて冷蔵保存しましょう。 

私は季節問わず、必ず夜ご飯の片付けの最後にまな板と包丁に熱湯をかけて乾かすようにしています。 

暑い季節は調理することも億劫になったり、衛生管理や3原則も忘れがちですが、小さな意識を習慣にして食中毒にならないように気をつけましょう。 

下痢が続くとお尻の症状も悪化します。食べ物など原因が思い当たる場合は、まず消化器内科へ。

お尻の症状だけの場合は、肛門外科を受診してくださいね。 

 

Miya 

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