自然な排便を

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私たちが食べた物は食道、胃、十二指腸、小腸へと進んで消化吸収され、大腸を通る間に徐々に水分が抜けて形のある便になります。 

胃に食べ物が入ると、大腸が大きく運動し、直腸に便が送られます。

その刺激が脳に伝わり便意を感じますが、これを胃結腸反射といいます。 

直腸に便が送られると、直腸の内圧が高まり刺激が脳に伝わり便意を促します。

この働きを排便反射といいます。 

これらのメカニズムは、自律神経がコントロールをしているため、自分の意志で動かすことはできません。 

自律神経はストレスや不規則な生活、偏った食生活で乱れてしまうことがあり、便秘や下痢などを引き起こすことがあるので注意しましょう。 

まずは便意を感じたら、我慢せずトイレに行くことです。

我慢することを続けると排便反射が鈍くなります。 

反対に、便意がないのにトイレでいきみ、無理に便を出そうとすることもよくありません。

いきむことで肛門に負担がかかり、痔を引き起こす原因の一つとなるのです。 

また温水洗浄便座のシャワーの水圧を強く肛門にあて、刺激で便を出そうとする方もおられます。

これも刺激なしでは排便ができなくなり、肛門に負担がかかるばかりです。 

幼い頃は、このような排便習慣ではなかったと思います。

便意があれば、出先でも気にせずトイレに行けたことでしょう。

しかし大人になるにつれて、いつの頃からか排便が困難だと感じている方が多いですね。 

排便が困難でお困りの方、自然な排便に戻れるように、薬の治療とともに排便習慣改善の工夫についてお手伝いをいたしますので、ご相談ください。 

 

Mami 

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