おしりのできもの

札幌フィメールクリニックには、肛門周りのズキズキする痛み、腫れ、しこり、歩くと響く痛み、座ることのできない痛み、発熱などの症状で受診される方がおられます。
いわゆる、おしりのできものです。
これは、肛門近くに炎症を起こす肛門周囲膿瘍のことがあります。
粉瘤という皮下腫瘤が炎症を起こす場合や、毛嚢炎といって毛の根元が炎症を起こす場合がありますが、肛門内からの感染で起こる痔瘻もあげられます。
当クリニックでは、痔瘻の可能性がある場合は、肛門のエコー検査で診断を行います。
いずれの場合も、はっきりと膿がたまっている場合は、膿瘍切開をして膿を排出させ、抗菌薬で炎症を抑える治療を行います。
痔瘻であっても、そのまま自然に治るケースもありますが、再発を繰り返す場合は自然に治ることは難しいため、手術が必要となります。
痔瘻という病気はあまり馴染みがないと思います。
ヒトには、直腸と肛門の境界に約6~11個の小さなくぼみがあります。
このくぼみに便中の細菌が侵入し感染を起こして膿が溜まり、肛門の中と外をつなぐトンネルができてしまった状態が痔瘻です。
原因としては、下痢や便秘による肛門の傷があげられます。
クローン病という炎症性の腸の病気がもとで起こることもあります。
痔瘻になると、
*肛門近くから膿が出る(黄色~緑っぽい膿)臭いもある
*皮膚のべたつきがあり下着が汚れる
*ニキビのような小さな穴のできものがある
*かゆみや違和感
*腫れたり治ったり、痛みが出たり引いたりを繰り返す
などの症状があります。
何度も同じ場所が腫れる、膿がずっと出続ける、痛み、発熱があるなどの症状がある場合は、肛門外科を受診しましょう。
これらを長年放置すると、最悪の場合痔瘻がんとなる場合もありますので、上記症状のある方は速やかに受診してください。
Mami
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