乳がん検診は継続して

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昨日のAIR-Gでは、乳がん検診は毎年継続して受けましょう、という内容でお話をしました。 

 

クリニックで初めて検診を受けて、その後毎年続けて受けに来てくれる方が増えており、とても喜ばしいのですが、一度受けて異常がないと安心してしまうのか、その後検診をうける機会を持てず、何年も受けていない方もいます。 

 

まず一度、乳がん検診を受けてほしいと、開院以来発信してきましたが、これからは、「毎年続けて受けましょう」というメッセージもお伝えしていきたいと思います。 

 

乳がんは比較的ゆっくりと大きくなる腫瘍です。

触ってわかるようなしこりになるまでは、数年あるいは10年以上かかると言われています。

乳がん検診を続けて受けることによって、前回の画像と比較ができ、小さな変化も検出しやすくなります。

ここで大切なのは、同じ施設で受けることです。

過去の結果と比較できることは、受ける方にとってとても大きなメリットだからです。 

 

また日本人女性は、高濃度乳腺といって、乳腺密度が高く、マンモグラフィ画像で乳腺全体が真っ白に見える方が多くいます。

実は乳腺の腫瘍のほとんどは、乳腺組織と同じ白い影でうつってきます。

高濃度乳腺だと、腫瘍があって写っていても、うまく見分けることができないのです。

そのような方は、超音波検査を同時にうけることで、心配は解消されます。

ただし超音波検査は住民検診の項目にはありませんので、自己負担となります。 

 

札幌フィメールクリニックでは、初めて受診された方に、次の検診の受け方についてアドバイスしています。

毎週火曜日の夜間診療時間や土曜日も含め、毎日乳がん検診を受け付けていますので、お忙しい女性も、受診する時間を調整できると思います。

初めて受ける方もお待ちしております。 

 

Akiko 

 

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