ぜひ大腸がん検診も
もう、年末になりました。
今年はコロナウイルスに翻弄され続け、気温が下がってきたこともあり、現在再び感染者が増えている状況が、本当に悩ましいですが、感染対策はもちろん、日ごろから健康に気遣っていきたいところです。
昨日のbrilliant days Fでは、大腸がんについてのお話をしました。
実は大腸がんは、乳がんに次いで、日本人女性のかかりやすいがんで、とくに50歳以上に好発します。
乳がんよりも罹る人は少ないですが、死亡数は1位のがんです。
大腸は、結腸と直腸からなっていますが、内腔の広い管状の臓器なので、小さな病変ができても、自覚症状を伴わないことがほとんどです。
大腸に腺腫というポリープができると、その一部が変異して大腸がんになるものがありますので、症状がないうちでも腺腫が見つかれば、切除を行います。
その治療のほとんどは内視鏡で行うことができます。
集団検診として行われる大腸がん検診の方法は、便潜血検査といって、便を専用容器に採取して、そのなかに血液が含まれているかどうかを調べる検査が行われますが、出血している病変しか検出できません。
また痔からの出血と、大腸の病気からの出血を区別して判断することはできません。
痔の症状で出血のある方は、大腸の病気があるかどうかを正確に診断することはできないのです。
大腸に病気がないかどうかを調べるには、内視鏡検査が効果的ですが、無症状のひとは、自費で受けることになります。
大腸内視鏡検査は、事前に洗腸剤という薬を服用する必要があり、手間暇のかかる検査ですので、少し面倒に感じるかもしれませんが、内視鏡検査だと、病変が見つかった時に、その場で組織を採取したり、ポリープを切除することができるので、良い検査法です。
札幌フィメールクリニックでは、毎日大腸内視鏡検査を実施しています。
健康診断で精密検査指示が出た方、下血のある方は保険適応になります。
急な便通の変化が気になっている方もぜひご相談ください。
また、クリニックでは症状のない方に自費で受けていただくこともできます。
詳しくはクリニックのホームページをご覧ください 。
Akiko