脱ぎましょう

ここ最近なにかと目にすること、耳にすることが多くなった物価高騰の文字・言葉。
お野菜も、食品や雑貨類も、ガソリンも灯油も何もかも値上げで、お買い物の度に実感します。
買うことを躊躇してしまう時もありますよね。
今の時季特に気になるのは、皆さん暖房光熱費ではないでしょうか?
暖房はエコモードで使用する、お風呂も家族でなるべく冷める前に続けて入るようにする、家の中で重ね着をする、窓やドアに断熱シートを貼る・・など色々節約エコ対策されている人も多くいると思います。
最近は「着る毛布」という名で、暖房を節約しながら自宅で暖かく過ごすための「あったかグッズ」も色々売られていますよね。
普段から血行が悪く手足の冷たい末端冷え性は女性に多いと思いますが、この時季はお布団に入っても足先が冷たくて眠れないという方もいますよね。
そんな方がたまにしているのではないかと思われる、靴下を履いて寝るスタイル。
いけません。
すぐに脱ぎましょう(笑)
寒いし足が冷たいから・・と履いて寝たくなる気持ちは分かりますが、靴下を履いて寝ると足先からの熱放射が妨げられ、深部体温が下がりにくくなります。
そして、足にかいた汗が蒸れて冷え性が悪化してしまいます。
からだの深部体温が徐々に下がっていくことが快眠を促します。
その深部体温を下げるには、手足の毛細血管からからの放熱が必要なので、靴下を履いて寝るとそれが妨げられてしまいます。
結果的に眠気が高まらず、足先は汗をかいて冷えてしまい、眠りの質も上がりません。
理想的なのは、寝る1~2時間前に入浴し温まった後、徐々に体温が下がり深部体温の低下と共に眠気が高まり深い眠りに就く睡眠パターン。
手足が冷えすぎても温まりすぎてもよくないのです。
節約のために毎日お風呂に入るのを控えている方は、洗面器にお湯を張って足湯でもいいのですよ。
10~15分浸けているだけで全身ポカポカしてきますよ。
お尻に血豆ができる血栓性外痔核や痔の症状でお尻にトラブルがある方は、足湯ならぬ尻湯でお尻を温めるのも、痛みの緩和や血行を促し身体も温まり症状改善にもつながります。
インフルエンザや風邪が流行っていますが、免疫力を落とさないためには質の良い睡眠で休息をとることも大切です。
先日Akiko院長も免疫力のお話をしていましたね。
日中に活動して体温を上げ、夜は入浴・足湯で体を温めることで下げるための体温の幅ができ効率よく深部体温を下げることが出来ます。
暖房費節約も上手に工夫しつつ、体調を崩すことがないように、質の良い睡眠で休息をしっかりとって、風邪の流行期を乗り切りましょう。
Miya