痔瘻について

jiro

札幌フィメールクリニックは女性専用の肛門外科クリニックなので、様々なおしりの症状の方が受診されます。 

中でも痔瘻の診断を受ける方は少なくありません。 

痔瘻という病気は、いぼ痔(痔核)や切れ痔(裂肛)と比べると、あまり馴染みがないかもしれません。 

痔瘻とは肛門の内部にある小さな腺(肛門陰窩)に細菌が入り込み、感染して膿が溜まることで発症します。

膿のたまりが広がり肛門周囲の皮膚まで及ぶと、自然に破れたり、腫れをおさめるために医療機関で皮膚に切開を加えることで、痔瘻の始まった部分から皮膚までがトンネル状になります。

この状態を痔瘻と呼びます。 

痔瘻発症のきっかけは、下痢などによる肛門陰窩への感染や切れ痔が代表的です。 

主な症状は、肛門周囲の痛みや腫れ、しこりで、時には全身性の発熱を起こすこともあります。

炎症が広がると肛門周囲は激しい痛みを伴うようになり、膿瘍が破けると膿や血液がでて、下着が汚れることもあります。

膿が出ることで一時的に症状が改善しますが、期間をおいて何度も繰り返すこともあります。 

患者さんによっては、肛門周囲の小さなニキビのようなものができ、軽い痛みと破れて膿が出ることを繰り返すこともあり、痔瘻とは気づかれにくい場合があります。 

痔瘻は自然に治ることはほとんどなく、根治には手術が必要です。

放置したままで長期間過ごすと、痔瘻が複雑化し、肛門周囲のさまざまな方向へ広がることがあります。

また、まれではありますが、長期間放置した痔瘻から痔瘻がんを発症することもあります。

何度も腫れや炎症を繰り返す場合は、早めに手術による治療を行うことで、再発や合併症のリスクを減らすことができます。

これら症状のある方は肛門外科へ受診してください。 

 

Mami 

 

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