中間期乳がん

昨日のAIR-G’ ふふふ では、「中間期乳がん」というものについて、お話ししました。
初めて耳にするという方が、多いのではないでしょうか。
中間期乳がんというのは、定期的な乳がん検診では発見されずに、次の乳がん検診を受ける前に、腫瘍をご自身で見つけるなどをきっかけに診断された乳がんのことです。
中間期乳がんという呼び方は、医療者側が乳がんについて分類するときに使う言葉です。
乳がん検診で発見された乳がんは、検診発見乳がん。
乳がん検診で異常なしで、次の検診を受ける前に見つかった乳がんは、中間期乳がん。
乳がん検診は受けておらず、症状を感じて受診し診断された場合や、他の目的でCT検査などを受けたときに偶然見つかった場合などは、非検診発見乳がんといいます。
中間期乳がんは、必ずしも検診で見落とされたということではありません。
検診のときにはわからなかったがんといえます。
検診時にはまだ非常に小さく、画像では確認できなかったものが、その後短期間で大きくなる場合もあります。
残念ながら、乳がん検診でも、すべての乳がんを発見できるわけではないことが知られています。
でも受けてもらった方が当然良いのです。
では、乳がん検診を毎年受ける以外に、早く見つかるためにできることはなにか。
以前お話した、高濃度乳腺の場合は、マンモグラフィ検査単独では乳がんを見つけにくい場合がありますので、これに超音波検査を追加することで、精度が高くなります。
J-STARTという東北大学が中心となって行われている大規模な研究では、マンモグラフィ検査単独よりもマンモグラフィ検査+超音波検査で受ける乳がん検診のほうが、乳がんの発見精度が高くなることがわかっています。
そして、ブレストアウェアネスといって、女性の皆さんが日ごろから乳がんについて関心をもち、毎月1回の定期的なセルフチェックを行うことで、乳がん検診のタイミングでは見つけにくかったがんを、ご自身で発見することにもつながる可能性があります。
1年間に10万人もの日本人女性が罹る乳がん。皆さん日々意識して、乳がん検診やセルフチェックへの行動につなげてもらいたいと思います。
そして痛みのないしこりなど、これまでにはなかった症状に気が付いたら、早めに乳腺外科を受診しましょう。
写真は、10年以上ぶりに楽しんだ花火です。
間近に見ると大迫力で、花火鑑賞も良いものだなと思いました。
Akiko
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