自分の乳房を知ること

9月に入り、急に涼しくなりましたね。
日によっては「少し寒いな」と感じることも増えてきました。
振り返ると、今年の夏は海や川で思い切り遊びたくなるような暑さの日が、例年より少なかったように感じます。
そんな今年の夏の思い出のひとつとして、家族で上士幌町の「北海道バルーンフェスティバル」に行ってきました。
毎年8月に、3日間にわたって開催されているイベントです。
写真はそのときに撮影したものです。
たくさんの気球が空に浮かぶ景色は本当に感動的でしたし、目の前で気球がゆっくりと上昇していく様子を見られたのも、とても貴重な体験でした。
さて、診療放射線技師として、日々マンモグラフィ検査の撮影に携わっていると、乳房の写り方には、本当に個人差があるなと感じています。
同じ年代の方でも、乳房の中の構造は一人ひとり異なります。
その違いを表すもののひとつが「乳腺密度」です。
乳腺密度は、「脂肪性」「散在性」「不均一高濃度」「高濃度」の4つに分類され、このうち「不均一高濃度」と「高濃度」はまとめて“高濃度乳房”と呼ばれています。
高濃度乳房では、マンモグラフィ画像で乳房全体が白く写りやすいという特徴があります。
しこりとなった乳がんも白く写るため、イメージとしては「牛乳の中の白玉を探す」感じ。
そのため、小さな変化が見つけにくくなることがあります。
こうした場合には、マンモグラフィ検査だけでなく、超音波検査(エコー)を組み合わせることで、より詳しく乳房の状態を確認することができます。
札幌フィメールクリニックでは、乳がん検診を受けていただいた際に、マンモグラフィ画像の結果をもとに、現在の乳房の状態についてご説明しています。
結果をふまえて、その方に合った今後の検診方法についても、医師がお話ししています。
ですが、乳房の状態は一生同じというわけではありません。
年齢やホルモンバランスの変化に伴い、乳腺の量は少しずつ変化していきます。
若い頃は高濃度乳房だった方でも、年齢を重ねるにつれて脂肪性の乳房へと変わっていくことがあります。
だからこそ大切なのは、「今の自分の乳房が、今どのような状態なのか」を知ることです。
乳がん検診は病気を見つけるためだけのものではありません。
ご自身の乳房の特徴を知って、その時々の状態を確認するための大切な機会にもなります。
しばらく乳がん検診を受けていないなという方は、ぜひ機会を作って受けてみてくださいね。
9月は土曜日の午後と日曜祝日の診療日があります。
9月19日、20日、21日ですので、都合の合う方はぜひ乳がん検診を受けてみませんか?
Yuika
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