まずは主治医に訊いてほしい

昨日のAIR-G’ ふふふ では、治療中の病気に対する皆さんの不安な思いについて、お話しました。
札幌フィメールクリニックでは、乳がんと大腸がんの診断を行っています。
患者さんはがんの可能性を考え、とても不安に思い検査を受けています。
そしてその不安が的中し、がんと告げたときは、どなたもショックを受けます。
そんな時に私は、患者さんに伝えていることがあります。
病気について色々調べたくなると思うけれど、あちこち手当たり次第読まずに、がん情報サービスなど正しい情報が載っているサイトを案内して、参考にしてほしいということです。
病状を不安に思い、自分はどうなってしまうのかと心配で、ついつい調べすぎてしまう気持ちは、よくわかります。
でも、正しくない情報に翻弄されてしまっては、意味がありません。
がんと診断されても、腫瘍の大きさや範囲、リンパ節や他の臓器へ転移しているかどうかなどの詳しい病状がわからなければ、治療の方針も決まりません。
また、患者さんひとりひとりの年令や治療中の病気があるかどうか、これまでの病歴なども、治療方針に影響する場合があります。
誰かとまったく同じということでは、ないのです。
診断時点で、私の余命はどれくらいでしょう?と訊かれることもあります。
がんはステージごとに再発率や生存率が示されていますが、がんの生存率は、多くの患者さんの経過をもとに示された統計上の数字であり、ひとりひとりの余命を示すものではありません。
また、患者さんの中には、セカンドオピニオンを希望して、主治医の準備した資料などを持たずに、現在受けている治療について話を聞きたいと受診される方がおります。
セカンドオピニオンは通常の保険診療とは異なり、現在の主治医が用意した診療情報や検査資料などをもとに、別の医師から診断や治療方針について意見を聞くもので、自費診療となります。
最近思うことのひとつが、今後はAIに相談する患者さんもいらっしゃるだろうなということです。
AIは時間を気にせず、いやな顔もせず、淡々と回答してくれますので、生身の人間にはない安心感もあるのかもしれません。
AIは忙しい現代人の仕事をサポートしてくれる味方であり、私もイラスト作成に使用したことがあります。
たいへん便利ですよね。
病気についてAIに訊いてはいけません、とは言いませんが、まずは主治医に訊いてほしいなと思います。
Akiko
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