痔の注入軟膏の使い方

痔の治療には、ほとんどの方に注入軟膏を処方します。
実際に使用した患者さんの中には、軟膏が出てきて下着が汚れてしまった、きちんと使えているか心配との声があがることがあります。
軟膏は体温で軟らかくなるため、便意や歩行などで少しずつ出てくることは珍しくありません。
注入後は軟膏の成分が患部に留まる必要があるので、すぐに排便すると薬も出てしまう可能性があります。
注入後は、できれば10~30分程度は排便を控えていただくと、薬の効果をより期待できます。
排便と一緒に薬が排出されるのを防ぐため、排便後や就寝前の使用を説明しています。
薬の有効成分が吸収された後、軟膏の基剤(薬効成分を溶かしたり混ぜ合わせたりする成分)が便と一緒に出てくることがありますが、問題はありません。
それでは注入軟膏の入れ方のおさらいをしますね。
注入軟膏のキャップを外したら、先端から少量の軟膏を出して、ノズルを滑りやすくします。
挿入しやすい体勢はいくつかあります。
一つ目はしゃがんで行うと、肛門が開きやすいです。
二つ目はトイレで行う場合、便座に片足を乗せて行う方法。
どうしても挿入できない時は、横に寝て入れる方法もありますよ。
挿入するときはノズルの先端だけを肛門にやさしく入れ、容器を押したまま引き抜いてください。
下着の汚れを気にされる場合は、注入後トイレットペーパーで軽く押さえるか、一時的にナプキンやおりものシートを使用するのもよいでしょう。
Mami
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