妊孕性温存に関する診療ガイドライン

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先日ニュースで、日本癌治療学会が妊孕性温存の診療ガイドラインを作成したとの報道がありました。

妊孕性温存については、過去にブログでお伝えしたことがありますが、

「がんの治療で生殖能力が低下してしまうまえに、将来子供を持てる可能性を残すこと」です。

これは女性患者さんだけでなく男性患者さんにも当てはまります。

 

「乳がん患者の妊娠出産と生殖医療に関する診療の手引き」は、2014年に日本がん・生殖医療研究会(現学会)から発行されていますが、それ以外のがんも含めたガイドラインがまとまったようです。

これは医療者向けですが、一般の方も購入できるようになります。

 

がん治療を優先しつつも、治療後のことにも目を向けて情報提供をすることは重要で、当クリニックで乳がんと診断した患者さんのなかに、今後子供を持ちたい希望のある方には、診断の段階から、この妊孕性温存についてお伝えしています。

このような方法があることを、多くの方に知っていただきたいと思います。

 

Akiko

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