肥満症とは

ある程度の年齢になると、体重が落ちにくくなり、「あまり食べていないのにどうしてかしら?」と悩まれる方もいらっしゃいます。
札幌フィメールクリニックでも、そのようなお悩みを相談される方は少なくありません。
医学的にも重要視されているのが肥満症です。
特に日本人は、欧米人に比べて軽度の肥満でも、生活習慣病を発症しやすいという特性があります。
そもそも脂肪の付き方が違い、日本人はお腹周りに脂肪が付きやすい内臓脂肪型に対して、欧米人はお尻や太ももなど皮下脂肪に付きやすいのが特徴です。
日本肥満学会では、BMI25以上を肥満と定義していますが、これだけでは体重が多い状態を示すだけで病気ではありません。
肥満症は、耐糖能障害、脂質異常症、高血圧、脂肪肝、高尿酸血症などを合併している場合、または合併症になるリスクが高い場合をいいます。
腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の場合は、内臓脂肪の蓄積が疑われます。
見た目だけではなく、健康への影響があるかどうかを評価することが大切です。
内臓脂肪が過剰にたまると、血管を守る善玉物質が減少する一方で、悪玉物質が大量に放出され、炎症を促進させ血管や臓器をじわじわ攻撃していきます。
自覚症状のないまま全身を脅かすので、心筋梗塞や脳卒中、あるいは癌の発症リスクも高めます。
肥満症の治療の基本は減量ですが、がむしゃらに10㎏痩せようと無理しなくていいようです。
ガイドラインでは、現実的な目標として3~6か月で現体重3%の減量を推奨しています。
これだけでも内臓脂肪が減少し、血圧や血糖値、脂質の値に改善が得られ実感することで、継続して治療を行いリバウンドを防ぐことに期待が持てるようです。
減量の基本は、食事療法と運動療法です。
規則正しい生活を送るということは、た易いようで難しいことかもしれません。
健康診断などで指摘を受けられている方は、医療機関を受診し適切な治療や指導を受け健康的に過ごしていきたいものです。
Mami
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